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喜ぶのは猫だけじゃない!犬の手作りごはんに使う食材の選び方 魚編

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肉より魚を好む犬は多い

犬が好む食材といえば「肉」というのは、多くの人に共通するイメージです。販売されているドッグフードを見ても、肉を原材料にしているものが多く、犬の好みが肉であることを裏付けています。しかしすべての犬が肉を好むかといえば、必ずしもそうとはいえません。

全体的な傾向として犬が肉好きであるのは事実ですが、犬も人間と同じように味の好みがあります。中には肉よりも魚を好む犬もいます。普段食べる機会がないだけで魚好きの犬が見逃されていることも考えると、肉よりも魚が好きな犬は相当数いることが推測されます。

手作りごはんに魚を使う

健康のために、ドッグフードではなく手作りごはんを犬の食事にしている方は多いことでしょう。手作りごはんを与えている人でも、ほとんどは肉や野菜をメイン食材にしており、魚をメインに使うのは少数派です。魚は肉に比べて鮮度管理に手間がかかりますので、健康的な手作りごはんを作るのは簡単ではありません。コスト面でも価格が安定している肉に比べて、魚は値段の変動が激しいというデメリットがあります。

季節ごとに取れる魚が変わるのも犬の食事に使われにくい原因のひとつですが、それらの問題さえ解決できれば魚は犬の食事としてとても魅力的な食材です。食材管理さえきちんとできていれば、おいしく健康的なごはんを作れます。毎日使うのは難しくても、ドッグフードと併用してたまに魚の食事を与えてやると、犬は珍しい味と食感に喜んでくれるはずです。

犬の手作りごはんに使う魚の選び方

魚は肉よりも鮮度が重要

犬のごはんに使う食材として魚を選ぶ場合、一番気をつけなければいけないのが「鮮度」です。肉を与える場合でも鮮度は重要ですが、魚における鮮度の重要性は肉の比ではありません。肉はきちんと温度管理して保管しておけば、23日程度経過しても問題なく食材として使えます。しかし魚の場合は、当日か遅くとも翌日までには消費する必要があります。

鮮度が落ちた魚は、犬が体調を崩す大きな要因となります。健康に悪いだけでなく、嫌なニオイが発生して犬に敬遠されてしまうので、生で食べられるくらい鮮度のいいうちに、きちんと調理して犬のごはんにしてください。暑い時期だと、買い物から帰る数時間のあいだにも鮮度が落ちてしまいます。保冷剤などを使い、鮮度が落ちないようにしましょう。

基本は加熱調理

魚を犬のごはんに使う場合は、基本的にすべて加熱調理します。生で食べられる新鮮な魚も、必ず加熱しましょう。生魚には寄生虫がいる可能性があり、重大な体調不良を引き起こす可能性があります。しっかり中まで火を通せば問題ありませんので、新鮮な魚を鮮度が落ちる前に過熱するのが、安心安全なごはんを作るポイントです。

加熱は茹でるのが一番簡単ですが、味や香りが抜けてしまうというデメリットがあります。味を損なわないためには、焼く·蒸すといった調理方法がオススメです。焼いたり蒸したりした魚の身を細かくほぐしてドッグフードにふりかけてあげると犬は喜んで食いつきます。

骨は取り除く

犬のごはんで使う魚は、骨をすべて取り除きましょう。過保護に感じるかもしれませんが、犬は人間のように口の中に残った小骨だけを取り出すことはできません。骨があっても全部食べてしまいますので、口内や喉に刺さってしまう恐れがあります。カルシウム補給のために骨を与えたいのなら、丸ごとフードプロセッサーですりつぶして、つみれ団子や骨せんべいなど人間でも食べられるくらいの状態に調理してから与えましょう。

アレルギーに注意

魚の種類によって、犬にとってアレルギー源となる成分を含んでいるものがあります。魚によるアレルギーをそれほど警戒する必要はありませんが、愛犬の健康を考えると心配になるのは当然です。

初めて与える魚は少量のみにして、様子をチェックする方法がオススメです。少量なら仮にアレルギー症状がでたとしても、すぐに病院に駆け込めば命の危険はほぼありません。青魚よりも白身魚のほうがアレルギー物質の含有量は少ないので、心配なら白身魚を中心に体調を見ながら与えましょう。

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