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正しい手作りドッグフードとは?作るときの4つの注意点

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食材に注意しよう

人間と同じものではよくない

犬に手作りのごはんを与えるときは、必ず犬に合った適切なものを選択しなければなりません。犬の食事についての知識が乏しい人は、「人間が食べているものなら犬も食べられるはず」という考えから、普段自分が食べているものを与えてしまうことがあります。しかし、安全を考えれば、それは避けるべき方法です。

犬と人間の体は違うので、食べ物が体にもたらす効果も、当然ながら同じではありません。そのため、たとえ人間に害がない食べ物であっても、犬にとっては毒になるものもあるのです。それを考えずに、人間と同じものを与えると、犬の体に負担をかけてしまうことがあります。

したがって、手作りのごはんを用意するときは、犬に害があるものをしっかり調べて、確実に省くようにしてください。市販のドッグフードであれば、そのような食材が入っていることはありませんが、自分で作る場合は、飼い主がしっかりチェックしなければなりません。犬の健康のためには、正しい知識をもつことも大切なのです。

犬によくない食べ物とは

犬に害を与える代表的な食べ物としては、玉ねぎ、ニラ、にんにくなどのネギ類があります。こうしたネギ科の植物は、人間の食卓には普通に並んでいる食材ですが、犬にとっては、血液に悪影響を及ぼす危険な食べ物なのです。犬がネギ類を食べた場合、赤血球が破壊されてしまい、中毒症状を引き起こします。

この効果は、加熱しても弱まることはありません。そのため、ネギ類が入った味噌汁などには、十分注意してください。犬の食事には、ごはんに味噌汁をかけた「ねこまんま」を作る人も多いですが、ネギ類が入った味噌汁は使わないようにしましょう。また、手作りごはんを与える際は、果物をトッピングする方法もありますが、ブドウには気をつけてください。

ブドウは、犬が急性腎不全になる原因のひとつなのです。危険とされる量が体重1kgあたり32gなので、「少しなら大丈夫」と考えてしまうこともありますが、犬にも個体差があるため、油断は禁物です。たとえ少量のブドウであっても、犬の体質や体調などの影響で、症状が出る可能性はあります。

少しでもリスクがあるものは、できるだけ避けるようにしましょう。これらは、犬に害がある代表的な食べ物であり、あくまでも一部になります。他にも注意すべき食べ物は多いので、手作りごはんを与えるなら、しっかり調べておきましょう。

しっかり加熱しよう

生肉の注意点

手作りのドッグフードを与える場合、生肉を使うことがありますが、それには少し注意が必要になります。というのも、生肉には、食べてよいものと悪いものがあるからです。犬は、もともと狩りをしていた動物なので、肉を生で食べることは、特に問題がある行為ではありません。

牛肉、鶏肉、馬肉、ラムなどは、犬にとってはメリットの多い食べ物でもあるのです。それらを生で食べると、熱に弱い栄養や酵素などを、そのまま摂取することができます。また、犬にとっては生の方が消化しやすいので、体に負担をかける心配もないのです。

しかし、豚肉には注意しなければなりません。なぜなら、生の豚肉には、寄生虫や病原菌がついている可能性が高いからです。そのため、生肉を与える場合は、豚肉だけは絶対に避けてください。生の豚肉を食べることは、人間であっても避けるべき行為なので、犬の健康を考えるなら、十分注意しましょう。

ただし、犬が豚肉を食べられないわけではありません。危険なのは、あくまでも生の豚肉であって、加熱した豚肉は、安全な食べ物になります。したがって、豚肉を食べさせるときは、しっかり加熱処理をするのがオススメです。確実に火が通っていれば、病気になることはありません。

生エビにも要注意

犬が生で食べると危険なものは、肉だけではありません。生エビも、しっかり加熱すべき食べ物のひとつです。生エビには、チアミナーゼという酵素が含まれており、これが犬の体内に蓄積されると、ビタミンB1欠乏症になってしまいます。チアミナーゼは、加熱することで破壊される酵素なので、エビを食べさせるときは、必ず加熱しましょう。

また、生エビは、生の牛肉や鶏肉と違って、犬には消化の悪い食べ物になります。そのため、生エビを犬に食べさせると、下痢や嘔吐を引き起こすことがあるのです。内臓に負担をかけないためにも、加熱処理は確実に行ってください。

栄養を考えて作ろう

必要な栄養はしっかり盛り込む

犬に手作りのドッグフードを与える場合、栄養をたっぷり摂取できることは、重要なポイントになります。というのも、手作りドッグフードに含まれる栄養は、すべて飼い主が管理する必要があるからです。市販のドッグフードであれば、栄養を計算して作られているため、そのまま食べても確実な栄養補給ができます。

しかし、食材選びも調理も、すべて飼い主が行う手作りドッグフードでは、摂取できる栄養に注意しておかないと、不足してしまうことがあるのです。特に、タンパク質と炭水化物には注意してください。タンパク質と炭水化物は、ドッグフードの基本となる重要な栄養素です。

タンパク質は、体をつくるために必要不可欠なものであり、炭水化物は、体を動かすエネルギー源になります。そのため、これらが不足していると、健康を維持することができなくなるのです。タンパク質なら肉類で、炭水化物は米や芋などで摂取できるので、手作りするときは、確実に盛り込んでおくようにしましょう。

ミネラルも忘れずに

犬にとって必要な栄養素には、ミネラルもあります。ミネラルは、タンパク質や炭水化物の働きをサポートする成分であり、健康維持のためには欠かせません。また、動物性タンパク質がエネルギーに変わるときは、ミネラルが大量に消費されるため、食事で不足分を補う必要があるのです。しかし、ミネラルを十分に摂取することは、手作りでは難しいものがあります。

犬に必要なミネラルは、カルシウム、鉄、リンなど12種類にもなりますが、そのすべてをバランスよく食事で摂取するのは、簡単なことではありません。そのため、ミネラルに関しては、ちょっとした工夫が必要になります。

それは、ふりかけやサプリメントなどを、食事と組み合わせることです。基本は手作りドッグフードにして、不足しがちな部分は、それらを活用することでカバーするのが、オススメの方法になります。それならば、手作りでも栄養が偏る心配はありません。

素材の味を活かそう

味付けに注意

ドッグフードを手作りする場合、初心者は味付けで失敗することがあります。これは、「味が薄いと食べないのでは?」という不安から、余計な味付けをしてしまい、逆に犬が好まないごはんを作ってしまうというものです。しかし、犬のためのごはんには、あまり味付けをする必要はありません。

人間がおいしいと感じる味でも、犬が同じよに感じているとは限らないのです。そのため、人間の感覚で味付けするのではなく、素材の味をそのまま活かすのがオススメです。また、味付けを変えれば匂いも変化しますが、犬は鼻が利く動物なので、匂いの変化には注意しなければなりません。

食欲を刺激される匂いも、人間と犬では異なります。その点を見落としていると、犬にとって嫌な匂いの食事を作ってしまうこともあるのです。したがって、食材の味は、なるべく自然なままにしておきましょう。その方が、犬も食べやすくなります。

適度な塩味がポイント

手作りドッグフードに使う食材の中には、もともと塩分を含んでいるものがあります。これは、人間の舌には物足りなく感じることもありますが、犬にとっては、ちょうどよい味になるのです。そのため、素材に手を加えて、塩分のバランスを崩すようなことは避けましょう。

人間の感覚を頼りに調整すると、犬にとっては濃すぎる味になり、塩分過多で体調を崩す恐れがあります。犬の体は、塩分を分解する機能が人間ほど強くないため、塩分を摂りすぎることは、とても危険です。健康を維持するためには、素材本来の適度な塩分を大切にして、体に負担がかからないようにしましょう。

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