愛犬へのごはん事情
愛犬家のみなさんは自宅のワンちゃんにどんなごはんを食べさせてあげているでしょうか?ホームセンターなんかでは、缶詰とカリカリを大量に買い込んでいる人もよく見かけます。一方、最近では愛犬のごはんを手作りする人が増えています。
なんといっても家族の一員ですから、愛犬にも美味しくて愛情たっぷりのごはんを食べさせてあげたいものです。しかし、市販のドッグフードも手作りごはんもどちらにも一長一短ありまして、良かれと思って手作りしたのにワンちゃんの食が細くなったとか、市販品では犬の年齢的に合わなくなってきたとか、各家庭によって様々な事情があります。
手作りごはんのメリット
- 愛するワンちゃんに愛情をかけてあげられます。
- 高齢犬など年齢に合わせた食事をあげられます。
- 味付け、塩分調整などの区別は必要ですが、人間のごはんと一緒に作ることで旬の食材など食べさせてあげられます。
- 食事から水分が摂取できて、市販のドッグフードに含まれる保存料などを気にせずに済みます。
手作りごはんのデメリット
- 保存が利かないので、小分け冷凍する手間やスペースが必要になります。
- 飼い主さんの料理スキルが必要で、ある程度の栄養知識も無いと、栄養の偏りが懸念されます。
- 旅行など出かける時に重くて嵩張り、温度管理など気をつけることが多くなります。
- 預ける時などに、預かってくれる人にごはんの説明をしたり、手間をかけさせたりすることになります。
手作りごはんの基礎知識
手作りごはんで気になるのは、きちんとバランスの良い栄養のごはんが作れているのか?ということだと思います。昔、番犬として外で飼われていた雑種犬などは、人間の晩御飯の残り物を山盛り出されていたりしたものです。
しかし、現在ではそういった家庭も少なく、番犬としてではなく愛玩動物として大切に大切に可愛がられていますので、我が子の成長の糧になる栄養はとても気になる要素だと思います。そこで、手作りごはんの基本パターンを記載しておきます。
手作りご飯の基本パターン
a)動物性たんぱく質:炭水化物:野菜類を6:2:2の割合で作る。
b)動物性たんぱく質:炭水化物:野菜類を1:1:1の割合で作る。
動物性たんぱく質は肉や魚がメインになります。犬は肉食寄りの雑食動物ですので、肉や魚の動物性たんぱく質をメインに構成するのがいいと言われています。特に魚に含まれる魚油にはガンを抑制したり、血液を綺麗にするといわれる必須脂肪酸が含まれているため、意識して魚を盛り込んであげましょう。
炭水化物は穀物や芋や豆類のことで、野菜類はそれ以外の植物性のものです。愛犬の体調(体重やうんちなど)を見ながらaとbを交互にとか、aab、aabと繰り返すとか、パターンを作って栄養バランスを安定させます。また、他所に預けることがあるワンちゃんの場合はここに、市販のドッグフードの日を挟むと手作り以外の食事を取らなくなるような事を避けられるでしょう。
オススメ簡単レシピ
まずは、無理なく簡単にできるもので手作りごはんライフを始めてみましょう。
- ドライ系のドッグフードをいつもの20%減くらい盛り付け、それに小さく刻んだキャベツなどの野菜(軽く茹でると食べやすい)を添えて、無糖のヨーグルトをかけて出来上がり。
- 人間のごはんのお味噌汁を作る時にとったあったかい出し汁をドライフードに白身魚などを乗せたものに掛けて、お茶漬け風に。くれぐれも出し汁は熱すぎることのないように、少し冷ましてあげてください。
まとめ
ここでオススメしたものは、手作りごはん入門で無理なくできるものです。もっと本格的に完全手作りをしたい場合は、最近では本屋さんにも愛犬用の手作り料理やおやつのレシピが売っていたりします。そういったものを参考に、愛するワンちゃんとのドッグライフをより良いものにできるといいですね。