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犬の健康は普段の食事から! 手作りごはんを与える方法

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手作りごはんのメリット

安全を確認できる

犬には、市販のドッグフードを与えることも多いですが、安全性という面では、手作りの方が優れています。基本的には市販のドッグフードも安全ではありますが、材料や添加物などの安全性をすべて把握することは難しいものです。「国産なら安全」というイメージをもつ人も多いですが、国産ドッグフードは雑貨扱いであることを考えると、その安全基準も完璧とはいえません。

口臭や涙やけが気になるときは、ドッグフードが合っていないことも考えられるのです。しかし、飼い主が材料を選び、産地や鮮度、調理法まですべてを把握できる手作りごはんなら、犬に害を与える要素を最小限に抑えることができます。この方法なら、添加物などが入ることはないため、その安全性を調べる必要もありません。

また、犬の体調や体質に合わせて適切な食べ物を与えることも、手作りなら簡単にできます。市販のドッグフードでは、それぞれの犬に合わせた微妙な調整はできませんが、飼い主の手作りなら、最も適切で安全なものを食べさせることができるのです。

無理なく体重をコントロールできる

犬が肥満気味の場合は、食事の内容を考えて、体重が増えすぎないように注意しなければなりません。ただし、体重のコントロールをするなら、体に負担をかけない方法であることが大切です。むやみに食事の量を減らしたりすると、栄養が不足し、体調を崩してしまいます。

また、思うように食べられないことは、大きなストレスにもなるのです。しかし、ごはんを手作りにすれば、そのような無理な方法をとらなくても、安全に体重をコントロールすることができます。体重増加の原因となる糖質や炭水化物を抑えるメニューにすれば、しっかり食べながら体重を減らすことができるのです。

また、繊維質やタンパク質を摂取できる食事なら、満足感もあるため、余計なストレスを防ぐことにもなります。ごはんを手作りにすると、こうした自由な工夫が可能になるため、愛犬の健康を管理するには、オススメの方法なのです。

手作りごはんのデメリット

正しい知識がないとできない

ごはんの手作りは、微妙な調整や工夫をするには最適な方法です。しかし、自由度が高い分、十分な知識がなければ、失敗することもあります。犬の食事についての知識が不足していると、食べてはいけないものを食べさせてしまう恐れもあるのです。例えば、玉ねぎは、人間にとっては当たり前の食べ物ですが、犬にとっては、血液に悪影響がある危険な食べ物になります。

場合によっては命にかかわることもあるので、食事に混ぜないように、十分注意しなければなりません。また、チョコレートも、人間にとっては嬉しいおやつですが、犬が食べると、テオブロミンという物質の影響で中毒症状が起こってしまいます。このように、人間が普通に食べているものであっても、犬にとって害になる食べ物は多くあります。

犬と人間では体のつくりが違うため、同じものを食べたとしても、犬は体調を崩してしまうこともあるのです。そのため、「人間も食べているから問題ない」という考え方では、犬の健康を維持することはできません。安全な食事のためには、正しい知識が必要不可欠なのです。

したがって、ごはんを手作りするなら、犬の食事について、しっかり勉強しておくようにしましょう。勉強して正しい知識を身につけているなら、手作りは安全な方法になります。確実に安全なものだけを選び、犬に合わせた工夫を加えれば、市販のドッグフードよりも健康的な食事を与えることができるのです。

日持ちしない

手作りのごはんは、市販のドッグフードと違って保存するには向いていません。ドッグフードの場合、保存料などを加えているため、かなり長持ちさせることができますが、それらをすべて省いた手作りごはんでは、長期間の保存はできないのです。昔と比べて冷凍技術は向上しているので、ある程度はもたせることも可能ですが、手作りをするときは、できるだけ作り置きを避けてください。

食べるときだけ作るようにすれば、悪くなったものを与えてしまう心配はありません。しかし、余計なものを加えない手作りごはんであれば、使用された保存料の安全確認などは必要ありません。正しい知識で作った食事なら、保存性はなくても、安全性の面では安心なのです。

作るときの注意点

栄養のバランスに注意しよう

市販のドッグフードは、栄養のバランスを計算して作られているため、そのまま与えても特に問題はありません。総合栄養食と記載されているものなら、水分さえ摂取していれば、それだけで生活できるほどの豊富な栄養が詰まっています。しかし、ごはんを手作りをする場合、栄養のバランスは、飼い主が考えて調整しなければなりません。

いくら添加物などの心配がないとはいえ、この点が疎かになっていると、栄養の偏りからくる体調不良のリスクが高くなります。それを避けるためには、タンパク質、炭水化物、脂肪の三大栄養素はもちろん、ビタミンやミネラルなどもしっかりカバーして、必要な栄養素を十分に摂取できるメニューを考えましょう。

温度に注意しよう

手作りのごはんを用意するときは、温めすぎないようにしましょう。食事は温かい方がおいしいものですが、人間と同じ感覚で加熱すると、犬は火傷してしまいます。犬も基本的には猫舌なので、あまり熱すぎるものは苦手なのです。

そのため、食事を温めるときは、「ほんのり温かい」という適度な温度を意識しましょう。熱すぎるものではなく、ちょうどよい温かさがあるなら、犬も食べやすくなります。かなり加熱した場合でも、すぐに食べさせるのではなく、しっかり冷ますようにしてください。

オススメの与え方

基本は手作り、ときどきドッグフード

手作りごはんは、余計なものが入っておらず、調整や工夫をするのも容易です。そのため、「犬の食事は常に手作りで」と考えてしまう人もいますが、その方法にはリスクもあります。手作りごはんだけ与えていると、市販のドッグフードを食べなくなってしまうのです。これは、手作りが難しい状況になったとき、犬の健康を左右する重要なポイントになります。

災害時などは、簡単に手作りできなくなる可能性もありますが、そのとき、犬がドッグフードを食べないようでは、栄養を補給することができません。そのような状況が長引けば、健康を維持することができなくなります。こうしたリスクを考えれば、いつも手作りにするのは、あまりよい方法ではありません。

手作りごはんとドッグフードは、どちらか一方ではなく、両方食べさせておくのがオススメです。例えば、おやつとして、たまにドッグフードを食べさせるようにすると、手作りだけに慣れてしまうことはありません。また、ご褒美として、少し豪華なドッグフードを食べさせるのもよいでしょう。どちらにも慣れておけば、どんなときも健康な体を保つことができます。

手作りへの移行はゆっくりと

それまでドッグフードが中心だった場合、急に手作りに変えると、お腹がゆるくなることがあります。特に、もともとお腹が弱い犬なら、食事の急激な変化は避けるようにしましょう。あまり急だと、体が対応できず、内臓に大きな負担がかかってしまいます。オススメは、様子をみながら少しずつ移行していくことです。

最初は少量ずつ与えて、排泄物の状態などをよく観察し、異常がないことを確かめながら移行を進めていきましょう。手作りのメリットは調整や工夫がしやすいことなので、何か問題があれば、食材や栄養のバランスを見直し、改善してください。ゆっくり慎重に変えていけば、犬の体に負担をかけることはありません。

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